腕が伸びないからと言って、腕を伸ばすストレッチをしても悪化する可能性があります。どうして腕を伸ばすストレッチをすると悪化する可能性があるのか。また私たちがどのように肘の可動制限を改善しているのかについて書いてみようと思います。
筋肉は「守る」ために硬くなっている
筋肉が硬くなっているから腕が伸びなくなっているということは、皆さん何となくイメージしていることだと思います。実際、肘や腕が伸びなくなるのは硬くなった筋肉が原因なのですが、なぜ筋肉は硬くなってしまっているのか、皆さんは考えたことがありますでしょうか。
硬くなった筋肉を柔らかくしようとする人は多いのですが、そもそもなぜ筋肉は硬くなってしまったのかを考える人は本当に少ないです。もし、硬くなった筋肉を本来の柔らかさに戻したいのであれば、筋肉がなぜ硬くなってしまっているのかを考える必要があります。
筋肉はどんな時に硬く力が入るでしょうか?リラックして安心している時でしょうか。それとも「危ない!」と感じた時でしょうか?
実は筋肉には、筋肉に負荷がかかった時に硬く縮んで守る仕組みがあるのです。条件が揃うと、この守る仕組みがずっと働き続けてしまうことがあるのです。それが筋肉のコリであったり、硬さであったりするのですが、その守る仕組みがシートベルトのロックに似ていることから、私たちは守る仕組みが働いたまま維持されてしまっている筋肉の状態を「筋肉ロック」と表現しています。
「守ろう」としている筋肉に負荷や刺激を加えると
守ろうと一生懸命縮んでいる筋肉を無理矢理伸ばしたり、刺激を加えるとどうなるでしょうか。筋肉はさらに負荷がかかって、より守るために硬くなろうとします。筋肉のロックが少ない状態であれば、ロックした筋肉への負担よりもストレッチの効果の方が上回りますので、ストレッチの効果を感じることができると思います。ところが肘に可動制限がある状態というのはロックしている筋肉が非常に多い状態ですので、ストレッチの良い効果よりも、守ろうとしている筋肉への負担の方が大きくなってしまい、硬い筋肉を余計に増やすことになってしまうのです。
腕が伸びない時はどうしたいい?
ロックした筋肉は、守るために縮もうと縮もうとしています。筋肉が縮もうとしているのであれば、実際に縮んだ状態(伸ばすのではなく筋肉をたるませる)にすればいいのです。一言で表すとストレッチと全く逆のことをすればいいのです。筋肉のロックと解除について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ミオンパシー(筋肉療法)で痛みが消える仕組み
腕が伸びない時にオススメのセルフ整体
肘が伸びないという方にオススメのセルフ整体を動画で説明してみました。
初めてセルフ整体をするときはまずセルフ整体の流れと注意点をご覧になってからトライしてみてください。
腕が伸びない時に、私たちが緩める筋肉
腕が伸ばせない方がお越しになった時に私たちが緩めるのは
- 上腕二頭筋
- 上腕筋
- 腕橈骨筋
- 長橈側手根伸筋
- 円回内筋
- 橈側手根屈筋
- 長掌筋
- 回外筋
などです。
腕を伸ばすときに伸ばされる筋肉のロックを解除していきます。
何をしてもなかなか改善しない方は
色々と試したけど、腕が伸びないままだという方は、以下のことに該当しませんか
- 筋肉は刺激を加えたり、伸ばすと柔らかくなると思っている
- 偏った食生活
もし、今まで色々と試してみても肩こりが改善しなかった方は、一度私たちの施術、「ミオンパシー(筋肉療法)」を受けてみてください。
腕が伸びない方にオススメのミオンパシーコース
院長鮎川 120分
院長施術
- 初回の方
- セルフ整体本の著者の施術を受けたい方
- 最も多くの症例をみている人に相談したい方
- 長い期間症状が出ている方
- 今後の施術プランを相談しながら受けたい方
9,000(税別)
- 症状が軽い方
- いつもメンテナンスで利用される方
- 初めての方でトレーニーセラピストの施術をご希望の方は、まず電話でご相談ください
12,000(税別)
- 症状が比較的重い方
- より効果を実感されたい方
- 効果を持続させたい方
18,000(税別)
- 症状が重い方
- 長年慢性痛で悩んでいる方
- 遠方よりお越しの方
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