仁木 洸平

Kohei Niki


 
プロフィール

【高校時代の2つの転機が理学療法士の道へ】
幼少期からサッカーに没頭し、小学校で全国大会優勝、高校で静岡県大会優勝の経験をさせていただきました。高校時代、練習やトレーニングメニューが変わったのもあり自分のイメージと実際の身体を動かす感覚にかなりの違和感を感じるように。その結果、足首靭帯断裂という怪我を負いました。あれだけ好きだったサッカーが、きつく辛いものに変わっていった経験から、自分の好きなことを夢中でできなくなることを起こさないようにサポートできる仕事に就きたいと考え、選んだのが理学療法士でした。
 
【学会より、患者さんと向き合う現場で生きる】
理学療法士の世界では様々な分野での研究があり、毎月何かしらの分野で学会が開催されます。僕自身も多くはないものの学会発表の経験を積みました。結果「学会発表は得意な人に任せて、自分はより担当している患者さんに向き合おう」という結論に至りました。
以降、痛み・姿勢・運動・筋肉・関節・脳・教育・心理…とヒトと関わる上で大切だと感じたことを多岐に渡り学び続けています。
「身体を構成する分子は同じでも、ヒトという分子の集合体では個性がある。」
年齢や性別、病名が同じでも一人として同じ人はいません。そんな一人一人の個性に適した関わりができるように、様々なことを駆使して目標をサポートしてきました。
理学療法士として臨床で活動した11年間で出会った患者さんは約5万人。最年少は6歳から最年長は104歳まで(時に150kg以上の大柄な方も!)多くの方と関わるという貴重な経験を積ませていただきました。
 
【楽しくて・痛くなくて・楽で・頑張りすぎない】
理学療法士の免許を取得し現場に出て直面したのは、当時のリハビリテーションに対する「きつくて・痛くて・つらい・頑張る」というネガティブなイメージでした。
患者さんがこぼす「辛い、きつい」という言葉に、これではあまりにも患者さんの負担が大きく、何より見ているこちらが耐えきれない。そんな思いから「楽しくて・痛くなくて・楽で・頑張りすぎない」リハビリテーションで身体が動かしやすくなることを目指せないかと自身の身体を実験台に探求を続ました。
「自分が無理なく楽しく身体が変われば、患者さんにも提供できる」
そう決心して以降、自身の身体を実験台に、ヨガ、ピラティス、太極拳やフェルデンクライスなど様々なメソッドを体験することにしました。
その中で一番自分の身体の感覚とあう感じがしたのがジャイロトニック®。
(ジャイロトニック®とは…”流れるような動き"を、ユニークで独特な木製のマシンを活用して行うのがジャイロトニック®のエクササイズです。)
実際のリハビリテーションの現場ではマシンを利用することはありませんでしたが、僕がマシンの代わりになり、患者さんが気持ちよく動けるようにサポートしていきました。
 
【“フィジカル”に対して重要視している3つの軸】
11年間、身体の専門家として運動や身体の動かし方などの指導を通して、また様々な方と関わってきた中で見出した3つの軸を大事にしています。
①姿勢
人の骨は約206個。身体の土台となる骨盤や背骨、レオナルド・ダヴィンチ曰く人類の最高傑作と言われた足、脳を守る頭蓋骨…重力という地球にいる限りは普遍的なものに、無理なく適応するためには足から頭にかけての骨(関節)の積み上げの形(姿勢)が重要だと考えています。
②筋肉
特に筋肉の質が大事になってきます。赤ちゃんはあんなに小さい身体にも関わらず、右へ左へ、ハイハイや寝返りをとてもダイナミックに軽々と動きます。大人が寝返りを打つ時は多くの方が「よっこいしょ」と言ったり、腰や身体が重い感じがするかもしれません。様々な違いはあるものの、筋肉の柔らかさは圧倒的に違う可能性があると考えます。
筋肉の特徴として、粘土とゴムの両方の性質をもつ粘弾性という機能がありますが、それが最高に発揮された状態が赤ちゃんです。最悪の状態が肩凝りなどの症状がみられやすい筋の状態になっている可能性があります。筋肉の質を高くすることは大切で、力を抜いた際は柔らかく適度に張りがあり、力を入れると硬くなる。そんなメリハリのある筋肉が必要になると思われます。
③自分の身体をコントロールする能力
たとえば立った姿勢からしゃがみ込む際は、股、膝、足の関節が絶妙な角度とタイミングを調整しながら曲がっていきます。ヒトは無意識にスーパーコンピューターに負けないぐらいの緻密な作業をしていますが、それが股関節が早く曲がりすぎる、膝関節が曲がらない、足が痛い…こういった状態になると動作が困難になるなど負担がかかり、色々な弊害がでてくるかもしれません。特に首、背骨、肩関節、骨盤、股関節は身体の中央に近くコントロールが難しくなる傾向が強い可能性があると考えています。
先程、赤ちゃんの筋肉の話をしましたが、動き方も赤ちゃんはとてつもなく優秀な先生です!
長く身体への負担があり症状として弊害がでた際に、フィジカルの点では3つの点を考慮させて頂き改善への手助けをしていきたいと思います。
姿勢、筋肉、身体のコントロール。
この3つの軸を追求する日々の中、幼なじみがつないでくれた縁で弊社代表の續池と出会いました。ちょうど悶々とした”何か”が僕の中でくすぶっていた時期だったこともあり、ミオンパシーサロンUROOMのセラピストに転身することを決断しました。
 
【活動を医療の現場から未病の場へ】
医療現場から転身した今、「挑戦」という言葉を意識して過ごしています。
・今まで見たことのない世界を経験する挑戦
・栄養における本質への挑戦
・自分自身の成長への挑戦
そして、これから出会う多くのお客様方の身体の可能性に挑戦するパートナーとなれるよう、日々研鑽を積んでいきたいと思っています。
 
【理学療法士としての略歴】
所属先:
・生活期リハビリテーション病院
・老人介護保険施設
・整形外科医院
・訪問リハビリテーション
携わった主な疾患:
・脳梗塞などの脳血管疾患
・大腿骨頸部骨折などの整形外科疾患
・肺気腫などの閉塞性肺疾患
・関節リウマチなどの膠原病
・パーキンソン病などの神経変性疾患
・アルツハイマー型認知症などの認知症
・全身の痛みや長期間の痛みが続くなどの慢性痛
など
【その他の活動略歴】
・高齢者向けの尿漏れ予防の講座
・介護保険施設スタッフへの運動指導
・地域での健康測定講座
・ピラティススタジオでのインストラクター向け痛み講座
・産前産後のママさん向けの骨盤底筋体操の講座
・医療従事者対象研修会の講師
・学校での卒後勉強会の講師
・パラ陸上の体力測定サポート
・マラソン大会のコンディショニングサポート
・ママさんバレーのトレーニングサポート
・高校年代のトレーニングサポート
・大学サッカー選手のトレーニングサポート
・プロサッカーアスリートのトレーニングサポート
<保有資格>
・理学療法士
・介護予防推進リーダー
・地域包括ケア推進リーダー
・ジャイロトニック®認定トレーナー
・ロコモコーディネーター
・ひめトレアドバンス認定トレーナー
・コアキッズ体操普及員

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